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技術同人誌を国立国会図書館に納本しました

どうも。ハニーポッターの森久です。

いつの間にか6月です。衣替えをしつつ、暑さをどうやって凌ぐか考えているのですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

技術書典4が開催された4月が、もはや遠い昔のようです。今回はその時に頒布した技術同人誌「WOWHoneypot の遊びかた」を国立国会図書館に納本してきたので、そのご報告です。備忘録というか日記みたいな記事です。

 

納本制度とは

今回の同人誌執筆の過程で初めて知ったのですが、日本国には国立国会図書館法により納本の義務というものがあるそうです。詳細は国立国会図書館の Web ページをご参照ください。

官庁出版物
当該機関・法人が発行した出版物、及び当該機関・法人のために発行された出版物。

民間出版物
自らが発行した出版物の最良版の完全なもの(Q&A―出版社、レコード会社等Q2参照)。 「出版物」とは、頒布を目的として相当部数作成された資料をいいます。図書、雑誌・新聞のほか、地図、楽譜、レコード、マイクロ資料や点字資料、更にはビデオ、CD、DVDなどの電子出版物も含みます。ただし、機密扱いのもの(広く公開することに支障のあるもの)や簡易なもの(申込書、1枚もののチラシ、手帳、カレンダー等)は対象外です。

納本制度の概要(国立国会図書館)から引用
http://www.ndl.go.jp/jp/collect/deposit/outline.html

私の本は、民間出版物に該当しそうです。商業誌として出版した「サイバー攻撃の足跡を分析するハニーポット観察記録」(秀和システム)は、おそらく出版社の方が納本されたので、著者である私自身は納本していません。そもそもこの制度を知らなかったので、考え付きもしなかったです。

自費出版の同人誌は、去年の冬コミ(C93)で1冊目の同人誌「WebShell 図譜」を頒布し、技術書典4で2冊目の「WOWHoneypot の遊びかた」を頒布しました。2冊目でこの納本制度を知りました。

納本の対象となる出版物は「頒布を目的として相当部数作成された資料」とのことです。相当部数がどれぐらいにあたるのか目安は書いてありませんでした。
私の同人誌は、頒布実績としてそれぞれ紙の本で100冊頒布し、さらに電子版でも頒布しています。この部数で該当するのかわかりかねるのですが、判断するのは国立国会図書館側なので、とりあえず納本することにしました。納入出版物代償金の対象になる部数が自費出版で100部、初版の刊行部数が決まっていないオンデマンド出版は15部が頒布されたことが基準という記載があったので、私の同人誌も対象でしょう。

2冊納本すると、東京本館と関西館に収蔵されるそうですが、手持ちが1冊しかないので、「WebShell 図譜」と「WOWHoneypot の遊びかた」を1冊ずつ納本することにしました。

 

いざ、国立国会図書館へ

納本する場所は、国立国会図書館 東京本館納本カウンターです。郵送でも納本はできるのですが、今回は持参して納本することにしました。
国立国会図書館の最寄り駅は永田町駅です。私は、なぜか自宅の最寄り駅から永田町駅までの定期券を持っているので、移動はそんなに苦ではなかったです。

ちなみに東京本館納本カウンターは、冒頭に掲載した写真の国立国会図書館の西口から入ります。訪れた時間帯が朝だったので、建物に入っていく人の中で、一般人は自分だけで他の方は職員さんや関係者のようでした。(キョロキョロしてしまって恥ずかしかった)

建物に入ったら、最初に入館受付をします。警備員さんに優しく入館届の書き方を教えてもらいつつ、納本カウンターまでの道順を聞いて入ります。まあ、納本カウンターまで3分も歩かないのですが。
やや奥まったところにある納本カウンターで、納本に来た旨を告げると、本を見させてくださいと言われたので、2冊を渡しました。
ここでなにかしら納本のチェックや問答があるのかなーと思ったのですが、2冊ともパラパラとページを繰った後、特に質問されることなく、納本申込書を書くように言われました。

納本申込書には、氏名や住所、連絡先、納本の書名や冊数などの他に、寄贈するかその他の選択欄がありました。寄贈は本を収蔵してもらうだけです。その他は、代償金といって頒布価格の定価の5割を返戻していただく方式のようです。私は寄贈を選択しました。

なお最近は2016年の亞書事件の影響から、代償金をいただくためには出版元への確認や流通実態の調査がおこなわれているようです。

『亞書』の返却及び代償金返金請求について
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2015/1214208_1830.html

納本申込書を渡すと、納本受領書をいただいて、受付は終了しました。納本受付自体は、短時間で済みました。たぶん10分もかかってないです。

どうやら最近は納本されている数が多いらしく、オンラインで蔵書を検索できる国立国会図書館サーチへの反映は、1ヶ月半から2ヶ月程度かかるらしいです。そのため今回納本した2冊は、7月には検索で見つかるようになると思います。

 

まとめ

技術書同人誌の「WebShell 図譜」と「WOWHoneypot の遊びかた」を1冊ずつ、国立国会図書館 東京本館納本カウンターで納本してきました。手続きに難しいところはなく、さくっと終わりました。
納本は義務とのことなので、同人誌を出版されている方はお忘れなきようご注意ください。

 

参考

国民の三大義務は同人誌の作成と購入と納本【納本は義務です】(togetter)
https://togetter.com/li/1008341


告知

第4回 ハニーポッター技術交流会を2018年6月30日(土)に開催します。

参加申し込みは6月3日18時からです。詳細は connpass のページをご参照ください。
https://hanipo-tech.connpass.com/event/90337/

 

こじんまりと運営しているので、ハニーポッターの方や、ハニーポットを使ってみたい方、技術者、学生さんでもどなたでもお気軽にご参加ください。(ハニーポッターの参加を優先します)
LT 発表の申込みもお待ちしています。

 

Written by 森久

6月 2nd, 2018 at 11:32 pm

Posted in その他,同人誌